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糖質制限が耐糖能を低下(インスリン抵抗性)をつくるのはなぜか

   

なぜ血糖コントロールが
下手になってしまうのか?

   

糖代謝低下の原因は
大きく分けると2つです。

   

(1)インスリン抵抗性

・糖質過多
・長期の糖質制限
・運動不足

   

(2)コルチゾール分泌低下

・アルコールやカフェインのとり過ぎ
・慢性的炎症
・ストレス

   

たくさんありますが
今回は「長期の糖質制限」が
おこすインスリン抵抗性についてです。

   


インスリン抵抗性とは?
   

   

インスリン抵抗性とは
インスリンが効きにくくなる状態。

   

インスリンは
血液中のブドウ糖を
細胞内に引き入れる時の
スイッチの役割をしています。

   

ブドウ糖は
血液中にある状態では
まだ使えません。

   

細胞内に入ってから
エネルギー(ATP)へと変わり
生命活動などに使われます。

   

まとめると、こんな感じです。

  

血糖値が上昇する

インスリン分泌

細胞の受容体にインスリン結合

細胞のブドウ糖専用玄関(GLUT4)がひらく

細胞内にブドウ糖がはいる

血糖値が下がる

   

インスリン抵抗性とは
インスリンが分泌されて
受容体に結合しても

   

専用玄関(GLUT4)が
開かない状態です。

   

難しく言うと
インスリン刺激が伝達できず
GLUT4がうまく
トランスロケーションしない状態。

   

つまり
血糖値が上昇しても
インスリン抵抗性があると
なかなか血糖値が下がらないのです。

   

その結果
インスリンがどんどん分泌されてしまいます。
(インスリン過剰分泌)

   

そして
今度は過剰なインスリンによって
血糖値が急降下し
低血糖を起こします。
(反応性低血糖)

   


このインスリン抵抗性をおこす
1つの原因が「長期の糖質制限」です。

   

スクールにご相談にいらっしゃる方にも
とても多いです。

   

簡単にいうと
極端に糖質をへらしたことで
体が糖質に対してして過剰反応してしまうから。

   

少量の糖質でも
必要以上にインスリンが分泌されるため
低血糖を起こしてしまいます。

   

パーソナルトレーニングで過食症に

    


1年以上ダイエットのために
炭水化物をほとんどとらず
糖質を1日50~100g以下にしていた

20代の女性

   

パーソナルトレーニングで

そのように指示されたそうです。

   

はじめは順調に体重が落ちたのですが

パーソナルトレーニングの期間も終了し

6か月も過ぎ

体重の変化を感じなくなったため
炭水化物の摂取を再開

   

すると

ひどい眠気や倦怠感
強い甘いもの欲求

コントロールできない過食欲求など
低血糖症状に悩まされる状態になった
そうです。

体重もほとんどリバウンドで元通り。

   

つらくてつらくて

ダイエットで

糖質制限していた時よりも

今の状態が地獄ですと

そこで玄米80g程度にした
砂糖を使わないメニューで
リブレ測定したのですが

   
野菜を先に食べても
血糖値は200以上になっていました。

   

相当な耐糖能低下状態です。

   

これをもし
「炭水化物は悪」としてしまうなら
とんでもない誤解です。

   

炭水化物が悪いのではなく
炭水化物を代謝できない体が
正常ではないのです。

   

糖質制限の定義はあいまいですが
1日100g以下にするような
厳しい糖質制限は

  

あくまでも「治療食」だと
私は思います。

   

そして糖質制限に耐えられる
スペックがあるかどうか?

よく見極める必要がある。

   

つまり体質に
合う、合わないがあります。

こちらの記事に詳しく書きました。

  

   

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