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訂正版:「だし栄養スープ」と「スープスープ」のヨウ素量は?

   

アミノ酸とミネラルがとれる

低血糖の補食スープとしておなじみの「だし栄養スープ」と「スープスープ」。

  

カウンセリングでも

「どちらがいいの?」

「ヨウ素(ヨード)は大丈夫?」

というご質問をいただくのでメーカーに問い合わせしてみました。

  

そのことをブログにアップした数日後

メーカー様より直接ご連絡をいただき

(だし栄養スープは)正確な情報を得られたので訂正情報です。

   

   

2つに共通する特徴としては

   

無添加

有害ミネラル不検出

脂質は除去してあるため酸化の心配なし

ペプチド化されている(吸収がよい)

   

しかし、ヨウ素の含有量は調べたことがなかったので、メーカーに直接問い合わせをしてみました。

   

   

目次

スープスープのヨウ素量を自分で計算してみた

   

問い合わせの前に、自分で計算。

  

魚にも多少ヨウ素は含まれますが、今回は面倒なので概算で(昆布のみ計算)。

  

   

昆布790gを使用しているとの表示(利尻、羅臼、日高)

食品成分表でヨウ素量がでるのは「まこんぶ」だけだったので、そちらで計算。

   

おおさじ1杯(10g)あたり、ヨード27300㎍(27.3mg)

   

厚労省

推奨量 130㎍/日(18歳以上)

耐用上限量 3000㎍/日(15歳以上)

   

もしこの通りなら、かなり過剰になりますね。これは問い合わせしてみなくては。

    

スープスープ回答は「ヨウ素不検出」から一転→「214μg/10g中」(Instagramコメント欄より)

  

10g中のヨウ素含有量・・・214μg

    

大人の栄養スクールInstagramに、スープスープ様からのコメント突然が入ったのですが、正式にメールで教えてくださいとお伝えし、返事なし。(インスタからのコメント情報の信憑性はいかがなものか・・・)

   

おそらくまたTELしても、対応に変わりばえはないだろうと判断しやめました。(公式のメールアドレス記載ないんですよね)

なので、これを見ている皆さんは、まあその程度の情報なのかというところで、参考にしていただければ。 

(正式な栄養成分分析表などを拝見しておりませんのでご利用にはご注意を)

   

   

カルシウム・・・100g中に181mg

灰分・・・100g中に4.6g

  

他のミネラルの含有量は分からないと言っていたけれど、袋に総量だけ記載してあった事に後から気づく。(灰分=ミネラル)

   

   

だし栄養スープのヨウ素量

   

だし栄養スープの方は、問い合わせ→ブログ記載のあと

千年前の食品舎さまから直々に直接ご連絡をいただいた次第。

  

なんとご丁寧な!ありがたや~

食品分析センターの結果なども正確で細かい情報も教えてくださり、とても好感度の高い企業様。

電話問い合わせで教えていただいた数値と、大きく変わりませんでしたが訂正版を。

    

・100g中のヨウ素含量・・・2100㎍(201㎎)

・大さじ山盛り1杯(10g)・・・210㎍(0.21㎎)

・小さじ山盛り1杯(3g)・・・70㎍(0.07㎎)

   

大さじ山盛り1杯(10g)=ヨウ素210㎍(推奨量をオーバー)

大さじ14杯(約143g)=2982μg(ギリギリ耐用上限量内)

   

  

厚労省

推奨量 130㎍/日(18歳以上)

耐用上限量 3000㎍/日(15歳以上)

     

   

また、こんな情報も。(一部抜粋させていただきました)

   

実はタンパク質がペプチドになってしまうとタンパク質としての数値化ができないのです。

食品分析のタンパク質の量は、一般的には魚の可食部分、つまり魚の4割ほどの身の部分の総窒素量に国の定める係数6.25を掛けて計算で導き出されます。

ところがペプチドには該当する係数が定められておりません。

つまり魚丸ごと使っているのにタンパク質の総量が反映されませんので蛋白質が少ないと誤解が生じることもあり本意ではありませんがwebでは公表しておりません。

そのため添付の「試験検査成績書2002608-001」にはグルタミン酸の係数を使って試みに導き出してみました。ご参考になさってください。

なお炭水化物の数値が高いのは水溶性になった魚を粉末にするために澱粉に付着させる必要があり、キャッサバ芋澱粉を使用しているためです。

キャッサバ芋は一万年以上人類の主食の歴史があり安全証明が終わっています。低GI食でもありノングルテンです。

「だし&栄養スープ」のために、あるメーカーで開発していただいたのですが、後日の研究で

砂糖やブドウ糖と同時に摂ると血糖値を抑制することが分かっています。和食では砂糖を使いますのでお出汁として使っていただけば

砂糖のデメリットを防ぐことができます。すき焼きも安心して食べることができます。

糖質制限している方にも安心してお薦めすることができます。

     

    

はあ~素敵。

消費者の健康を、深く考えておられることに感銘を受けます。こんな企業様の商品を買いたいですよね。

     

耐用上限量の考え方

   

栄養士のバイブル

日本食事摂取基準より引用

   

我が国の報告では、主に昆布だし汁からのヨウ素 28 mg/日の約1年間の摂取事例 、昆布チップ1袋を約1か月食べ続けた事例など、明らかに特殊な昆布摂取が行われた場合に、 甲状腺機能低下や甲状腺腫が認められている。

   

我が国の健康な者を対象にした実験では、昆布から 35〜70 mg/日のヨウ素(乾燥昆布 15〜30 g)を 10 人が 7〜10 日間摂取した場合に血清 TSH の可逆的な上昇 、27 mg/日のヨウ素製剤を 28 日間摂取した場合に甲状腺機能低下と甲状腺 容積の可逆的な増加が生じている 。

   

これらを最低健康障害発現量と考え、不確実性因子 10 を 用いると、耐容上限量はそれぞれ 2.8、3.5、2.7 mg/日と試算できる。

    

   

28㎎の昆布チップを1か月食べ続けたって、すごくおいしかったのでしょうね(笑)

  

このように、極端な食べ方をしなければ大丈夫そう。

つまり、甲状腺機能に問題がない方なら、たまに耐用上限量を超えても、そうそう問題にはならないかと。

   

しかし、すでに甲状腺機能に問題がある場合は、亢進症、低下症ともに気を付けてくださいまし。

  

   

ヨウ素が意外に多い食品

   

  

日本人の推定ヨウ素摂取量は、1000㎍~3000㎍と言われています。耐用上限量ぎりぎり!

  

普通に食べてても、推奨量越え、かなり摂っているという事。なので特に多い食品をあげておきますね。

  

海藻(昆布はダントツ)、魚介類、だし入り調味料、昆布茶、昆布エキス
増粘剤(カラギナン)、着色料(赤色 3 号、赤色 105 号)

   

あとは、ミネラルウォーターやお茶、炭酸飲料、スポーツドリンクにもヨウ素が入っていますし、牛丼とか、カップラーメンとかにも昆布だしを使っていることが多いので、外食や加工食品が多いと、知らず知らずにヨウ素を過剰摂取していることがあります。

      

昆布以外の出汁

かつお節、煮干し、肉、干し椎茸、乾燥ホタテ

   

かつお節や煮干しも、ヨウ素がまあまあ多いですが、3食和食ってことも少ないでしょうし、これくらいは、スタメンでもいいんじゃないでしょうか。

   

   

まとめ

  

味は大きく変わりませんが、私個人の感想としては、だし栄養スープの方がやや和風、スープスープはやや洋風です。ほんのちょっとの差ですが。

   

どちらも美味しいですが、個人的には「だし栄養スープ」のファン。 

   

   

・ヨウ素の量はどちらもほぼ同じ

ミネラル総量は「だし栄養スープ」の方が多い

・料理の味で汎用性をとるなら「スープスープ」

・甲状腺機能に問題ありの場合「だし栄養スープ」も「スープスープ」も飲み過ぎない(小さじ1程度まで)

   

ドクターからヨウ素制限が出ても、具体的に〇〇㎍まで、という指示はおそらく出ないので、だし栄養スープも何杯まで、というのは難しいところですが、甲状腺機能が心配な方は個人的には大さじ1杯くらいなら許容範囲かな~、と思います。治療中の場合は、小さじ1程度までが無難かと。

  

あくまでも目安ですが、食事メニュー全体で考えて、調節してみてください。

   

参考

乾燥の真昆布(7×15センチ=約5g)でヨウ素20000㎍

   

   

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