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缶詰の考え方 メリット・デメリット

   

よくある質問に

「缶詰は使ってもいいのでしょうか?」

というのがありますので解説します。

    

目次

どんな食品にもメリット・デメリットがある

   

缶詰めに限らず

食品にはメリット・デメリットがあります。

       

いくら良いものでも

とり過ぎれば害になるように

食品について これは良い、これは悪い

と、白黒ジャッジ出来るものではありません。

   

それぞれの食品の良い点、リスクを知り

その時のベターを選びます。

   

缶詰の覚えておきたいデメリット2つ

       

①環境ホルモン様物質(BPA)

BPA=ビスフェノールA

これが体内でホルモン様作用を示す

内分泌かく乱物質であることが

分かっており、国でも基準値を設けています。

   

厚生労働省ビスフェノールに関するQ&A

  

内分泌とは血液を介した

ホルモンの働きのことですが

BPAは体内で

エストロゲンに似た働きをして

ホルモン代謝に悪影響を及ぼします。

  

具体的には

「エストロゲン関連受容体γ型」(ERRγ)に

非常に強く結合するとの報告があります。

   

このエストロゲン関連受容体γ型は

特に胎盤や胎児の脳に

高濃度に発現しているため

この時期は特に影響が大きいとされ

極力控えることが望ましいです。

  

胎児だけでなく成人でも

BPAの摂取によって

エストロゲン過剰をおこすことで

乳がんや子宮筋腫などとの関連が指摘されています。

  

現在ではこれらを考慮した

BPAフリーの缶詰や

BPA低減が考慮された容器が増えています。

  

出産を予定している方

内分泌系に問題がある方は特に

極力控える、BPAフリーを使う

などにすると安心です。

   

②フルーツ缶の錫(すず)メッキ

  

  

フルーツの色、香りを保つため

錫(すず)メッキの缶詰が使われています。

  

錫は

甲状腺刺激ホルモン産生低下や

エストロゲン硫酸転移酵素の活性を阻害するという報告があります。

  

しかし、缶詰で摂取する錫の量は

缶詰以外の日常的な食事からも

摂取している量と大きく変わらないため

缶詰で大きな影響がでることは

考えにくいとされていますが

  

覚えておきたいのは

錫缶は開封後に急激に流出する

という事です。

  

使いかけを、缶のまま保管するのは

錫の大量摂取につながるので

必ず別容器に移すようにしましょう。

    

缶詰にはメリットもたくさん

   

①無添加が多い

密閉という性質上

保存性を高める添加物は

あまり必要がないため

無添加のものが多いです。

  

缶詰のBPAをさけるために

コンビニ弁当で添加物を

たくさん摂取することになるなら

缶詰の方がデメリットが少ないという場合もあります。

   

②長期保存可能

最大のメリットはここですね。

とにかくいつでも使える便利さは最強です。

  

特に、疲れ切ったときに

あけてすぐに使えるたんぱく源として

とても優秀です。 

  

もうちょっとたんぱく質足したいな~

という時の缶詰は大変ありがたい存在です。

   

③面倒な魚が調理済み・骨まで食べれる

魚が良いのは分かっていても調理が面倒!

さばくのが難しい、骨が食べにくい

鮮度が悪いと美味しくない

グリルの掃除が面倒

  

それを解決できるのが缶詰です。

   

もちろん新鮮なお刺身に比べると

味も栄養価も落ちますが

  

缶詰にしてもオメガ3が酸化せずに

残る事も分かっています。

  

また、家で圧力鍋で煮るのは手間ですが

缶詰なら骨ごと食べることができて

その点、栄養価が高まります。

   

缶詰の考え方まとめ

    

魚が嫌いだけれど

さば味噌煮缶なら食べれるという方なら

毎食、肉になるよりは

月に数回、さば缶に置き換える方が

メリットの方が大きいと思います。

   

   

腸内環境がとにかく問題だけれど

時間が無いという方はコンビニ弁当よりも

缶詰の方がよい選択になるかもしれません。

   

もちろんとらなくて済むなら

そのほうが望ましいですが

  

必死に缶詰を避けてヘロヘロになるなら

それはエネルギーのロスだと思います。

   

メリットが上回る使い方で

適宜使用することは良いのではないでしょうか。

   

食の正解はありませんが

迷っているかたの

ご参考になれば幸いです。  

   

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